Smooth’n casual 「A living fossil」編集後記

編集後記

クールなサーフィンを取り戻せ


長谷寺の紫陽花シーズンも終わろうとしているころだった。

6月は繁忙期で、勤務していた鎌倉長谷のビデオスタジオに併設されているレストランのキッチンを手伝っていた。

翌日からは、久々のサーフィンイベントの仕事の予定だった。


レストランの仕事を終えて、事務所でコンピューターを使っているときにその瞬間は訪れた。


頭に今までに無い違和感を感じ、すぐに救急車を呼んでもらい大きな病院に入院することになった。


2016年7月1日に、僕は脳出血を発症した。


幸いにも一命は取り留めたが、右半身麻痺と失った言語。

コンピューターのタイピング、編集ソフトの使い方もわからなくなった。

リハビリの始めはひらがなの読み書きからだった。

最初は、「いぬ」と「ねこ」というひらがなさえも読めなかった。

リハビリ生活も1ヶ月が経過する頃になると、少しずつタイピングやコンピューターの使い方もすこしずつ思い出していった。

言語のリハビリの時間に担当先生が、発症まえにコンピューターでどのような仕事をしていたのかを質問された。

僕はサーフィンのメディアを生業にしていて、映像作っていたことを話した。

すると彼女から何かしら、映像を制作してみてはどうだろうかとの提案を受けた。

幸いハードディスクには湘南を代表するロングボーダー達の未発表のビデオフテージがのこされていた。

こんな、感じでリハビリを兼ねたビデオ制作が始まった。


シナリオを左手で打ち込み、言語教室でナレーションの録音をした。

時間だけは豊富にある入院生活で生き甲斐を取り戻し、編集作業に没頭した。

時代物のMacBook。 テープ式のデジタルビデオカメラで撮ったビデオフテージ。

仕事で使うものとは違うちょっとクラッシックな編集機材。

ドローンやゴープロも使っていない。

音楽はインターネットで探してセルビデオで使えるものを購入した。

アニメーションはスムースンカジュアル一作目からの同士、ミー・イシイ氏が書き下ろしてくれた。

約半年のリハビリ期間中に製作されたのがこのムービーとなる。

テーマはリアルなロングボードで、サーフィンの楽しさ、格好良さ、気持ち良さを取り戻そうだ。


PRODUCER JUN IKEDA

DIRECTOR JUN IKEDA

DIRECTOR OF PHOTOGRAPHY JUN IKEDA

AN ANIMATED CARTOON & COVER MIE ISHII


surfers

KENJI MIYAUCHI

SEITARO NAKAMURA

SHiNSUKE ENOMOTO

YUZURU SHINJO

MASAHITO KOBAYASHI

gatheroom

gatheroom(ギャザールーム)は、ただ物を販売するお店としてでなく、 作ってる人の気持ち、販売している人の気持ち、買ってくれた人の気持ち、 届けてくれる人の気持ち。の優しさや良い気分をギャザーのひだのように寄せ集めて、 温かさのある部屋のようなお店作りがしたい。という想いからつけた名前です。 プリーツのような規則性はなく、自然と集まる、集まった感覚をとても大切にしています。

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